こんにちは、はるです。
今回は『学資保険』についてです。
我が家には3歳の娘と1歳の息子がいます。
教育費のために、娘が生まれたときに学資保険加入しましたが、
先日解約して投資でケアすることにしました。
その経緯や理由を説明いたします。
- 子どもが生まれて、学資保険を考えている人
- 学資保険を契約しているが、将来の教育費が心配な人
- 奥さんが妊娠中で、将来の子供にかかる教育費が心配な人
学資保険とは
『学資保険(がくしほけん)』とは、
子どもの将来のかかるであろう教育費を準備するための貯蓄型保険です。
主に、
子どもが生まれた多タイミングで加入して、満期18歳まで毎月払い続けるという契約が主です。満期になったら払込んだ保険が払戻される仕組みです。
大きな特徴として、
保険の契約者となる親に不幸があった場合に、保険料の支払いが免除される
ということが挙げられます。
例えば、子どもが小学校1年生の時に契約者である父親が亡くなった場合
・以降の保険料の支払いは不要となる
・子どもが18歳になったときに、満期(18年間)保険料を支払った額と同じ金額が受け取ることができる
といったものです。
メリットとデメリット
学資保険のメリット・デメリットは以下の通りです。
バンッ!!!
『あれ??不幸のあったときの保険料免除は?』
と思う方いるかもしれませんが、
デメリットが大きすぎて、メリットとしてあげるには弱すぎます。
例えば、
わたしが契約していた学資保険は
月々約13,000円の保険料を満期15年で、支払いを18歳としていました。【保険料合計】
13,252 × 15年間 = 2,385,360(約238.5万円)に対して、
満期で支払われる金額の合計は240万円です。たった、プラス1.5万円のものでした。
契約当時は、
『まぁ死んだ場合に備えておくか』
と思って契約していましたが、改めて考えてプラスが悪すぎます!
18年間で1.5万のプラスってなんですの?
教育費を賄うにはあまりにも少なすぎます!
解約した理由、おすすめしない理由
学資保険は不幸があったときに保険料が免除されますが、
満期で支払われる金額が払った保険料とほぼイコールという点は
教育費をカバーするには心もとないです。
そもそもの目的は、将来にかかる教育費を確保することです。
せめて大学資金だけでもと考えても、約477万円はかかります。
学資保険に加えて、蓄える必要が必須なのです。
出典:フコク生命
資金を増やしたいのであれば、投資を行うべきです。
というか、するしかないと思います。
もちろん死亡時免除はありがたいですが、
教育費を全額カバーできないのであれば意味がありません。
不幸があったときに備えたいのあれば、生命保険を手厚くかけるべきです。
実際に私は、
将来の教育費を確保するために
学資保険を解約し、月々支払っていた13,000円を投資にあてることにしました。
また、死亡時の備えは生命保険の死亡時支払金を厚くしました。
シミュレーション
『親に不幸があったとしても、子どもの教育資金を確保』することを目的とし
シミュレーションしてみました。
その①~④がメインの比較です。
その⑤は本当は別枠ですが、わかりやすくグラフに載せています。
詳細は下記。
【その①】学資保険そのまま契約
解約しないで、契約し続けた場合を想定。
■元手:2,385,360 (保険料:13,252 × 満期15年間 )
■18年後資金:2,400,000
【メリット】
・死亡保障がある
【デメリット】
・返戻率が悪い
・支払保険料を下回るりすくがある
【その②】貯金
■元手:2,385,360(月13,252 × 15年間 )
■18年後資金:2,385,360 + 3000円くらい?(利息0.001)
【メリット】
・元手も下回ることがない
【デメリット】
・不幸合った際の備えができないリスクある
【その③】インデックス投資(利回り3%)
■元手:2,385,360(月13,252 × 15年間 )
■15年後資金:3,007,842(利回り3%で計算)
■18年後資金:3,282,155(15年以降放置、利回り3%で計算)
※参考サイトで小数点以下を計算できなったため、
300万円を3年間放置した場合としています
【メリット】
・元手に対して資金が増える可能性が高い
【デメリット】
・元本割れのリスクがある
・不幸合った際の備えができないリスクある
【その④】インデックス投資(利回り5%)
■元手:2,385,360(月13,252 × 15年間 )
■15年後資金:3,542,113(利回り5%で計算)
■18年後資金:4,111,612(15年以降放置、利回り5%で計算)
※参考サイトで小数点以下を計算できなったため、
354万円を3年間放置した場合としています
【メリット】
・元手に対して資金が増える可能性が高い
【デメリット】
・元本割れのリスクがある
・不幸合った際の備えができないリスクある
①https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/moneyplan_sim/index.html
②http://www.am-one.co.jp/shisankeisei/simulation.html#!simulation1
【その⑤】生命保険
生命保険サイトの死亡時保証500万円を20年間とした場合、
月々805円となりました。(32歳男性)
■元手:193,200(月805 × 20年間 )
■死亡時:5,000,000
【メリット】
・不幸合った際の備えが大きい
【デメリット】
・掛け捨てである
【補足】
・『【その⑤】生命保険』はちょっと例外ですが、一緒に並べてみました。
・『【その③】【その④】インデクッス投資』のデメリットの元本割れについては、
世界株式への投資を過去20年での元本割れはなく増加傾向にあるとのことで、実質リスクは薄いと判断しております。
積み立てNISAを使用すれば非課税で運用できますし、損はないかと考えられます。
代わりに始めた積立NISA
では、実際に
将来の教育費確保のために行ったステップは、学資保険の解約を含め3ステップです。
学資保険の解約
5月、
3歳の長女が生まれてから契約していた契約していた住友生命の学資保険を解約しました。
電話で解約を受け付けてくれて2週間くらいで払戻まで完了しました。
解約違約金としてある25,000円がかかりましたが、必要経費として割り切っています。
25,000円・・・大変大きな勉強料ですが・・・
シミュレーションした通り、投資に回せば回収できるだろうと見込んでいます・・・
まぁ致し方なし!!割り切りました。
生命保険の見直し
生命保険の見直しを行いました。
それまでは、医療保険も含めて月13,000円ほど支払っていましたが、
医療保険は解約し生命保険だけにしました。
我が家は住宅ローンを妻と『連帯債務』という形で組んでいます。
連帯債務は、一方が主の名義者となりますが、2人が共同の名義となります。
で、この連帯債務ですがちょっと危ないものです。住宅ローンは、ローンを組んだ支払者が不幸になった場合、住宅ローンの支払免除になる仕組みがあります。これが『団体信用生命保険』というものです。連帯債務の場合、主名義者に不幸があった場合は適用されます。
しかし、副に不幸あっても適用されません。
つまるところ、
わたしが死んだら住宅ローンなしになるが、妻の場合は残る!
ということです。我が家は共働きで成り立っているので、
とてもとてもリスキーでした!!!!
話を戻して、
生命保険見直しのタイミングでは、以下のポイントで検討しました。
・生命保険で死亡時に子ども教育費2人分を補填できる
・妻の生命保険で死亡時に住宅ローンを補填できるもの
結果として、
妻の方が保険料高めになりましたが、2人の合計で10,000円を切りました!
今まで二人で20,000円くらい支払っていたので10,000円以上浮かすことができました。
主に医療保障をなくしたことが大きいです。
妻の保険には女性特化の保障も付けていましたが外しました。
何かあっても、
「高額医療費」を遣えるので、保証を厚くするのではなく
投資にかけられる元手を増やすことを優先しました。
積み立てNISA・ジュニアNISAへ投資
今年から始めていた積み立てNISAに払戻金で得た金額を徐々に突っ込みました。
また、
教育費は長期で見るので、
なるべく沢山の金額を早く投資して運用したかったので
ジュニアNISAも申し込みしました!!
これで、枠だけで言うと、
積み立てNISA 40万×2人
ジュニアNISA 80万×2人
計 240万円分
がありますが、フルでの投資は無理ですww
申請が手間なので、とりあえず枠だけを確保しようと思います。
払戻金と、保険の見直しで浮いた分をちょこちょこよとやっていきたいなと思います。
実際に、6月から運用して設定した分だけでも6,000円の含み益が出ました。
15,000分だけを運用してこれだけ出ているので、
シミュレーション通りいくかなと思っています!
まとめ
結果、
学資保険はおすすめしません!
・教育資金を確保するには、増やしづらい!
・不幸時に備えるには、生命保険の方が効率いい!!
投資と生命保険の方が安心!!!
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もちろん、
投資は過去のデータから安心と判断していますが、
未来は不確定のため未曽有の動きをする可能性はゼロではありません。
自己責任で判断なさってください!
我が家は、子どもには金銭面から公立大学を目指してほしいとは思っていますが、
これは親の勝手かなとも思います。
将来の選択肢を広げてあげられるように、資金の確保を目指したいと思います!
これから、
教育資金をどうしようか考えている方、
また、学資保険を考えている方の参考になれば幸いです!
約3年間保険料として払い、運用されていた金額の合計は59,6160円でした。
そのうち実際返金された払戻金は57,1210円でした。